
Artist's commentary
チアキとナナコ
最近、志村貴子作品を読みあさっていまして。もう見事に志村貴子ジャンキーと言ったところなのですが、中でもやはり『敷居の住人』が一番、面白いというか心に深く染みたというか。やはり先生の初連載とだけあって、特に濃厚に、志村貴子ワールドが展開されてるような気がします(演出とか構成とかの面も含めて)。 しかしラストどうなるのかな~とか思いながら読んでたんですけど、いやなかなかああいう終わり方をする作品は見たことがないというか、ちょっとネタバレになっちゃうんですけど、もう“何事もなく”といった感じに終わっているんですよね。てことは、あの二人のその後を、『敷居の住人』のいちファンとしては、描かねばなるまいと。半ば強迫観念に駆られるように描きました。 あの二人が幸せに、そしてそれまで通りにイチャイチャと過ごしてる様を妄想するだけで僕はご飯5杯くらい食べられるので、その辺もろもろ全部含めて、志村貴子先生に感謝したいと思います。ありがとうございました。