Artist's commentary
南北戦争・アメリカ海兵隊伍長(1861)
アメリカ南北戦争は第一回ブルラン(南軍表記マナサス)会戦時の北軍海兵隊の伍長です。
着ているのはアンドレス(略装)で、1859年に制定されした。その際にケピ型の略帽も採用されました。しかし無地のバックルやバフ革のベルト類はそのまま変更なく、銃もこの会戦ではまだ滑腔式の1842型マスケット銃が主力でした。
その後ミニーライフルのP55~63やエンフィールド銃が支給されたようですが、制服はほとんど変わりはなく、
明治元年・日本の神戸事件で岡山藩と衝突した時もこの軍装だったようです。また夜襲だった1863年のサムター砦攻撃ではベルトを黒染めにして使用したようです。