Artist's commentary
【シリウスと甘味料】
イギリスのプリン職人ロリンスが、プリンの街頭販売をしていたある日の午後。 なにやらプリンを運んでいる荷車がやけに重たい事に疑問を抱き、カバーをめくると…そこには見たことも無い奇抜な格好をした小娘がいるではないか。 「わっちはシロ。天狼(シリウスの意)シロじゃ。」 そう抜かした小娘は何処からどう見てもただのお子様で、電○文庫に出てきたような老獪で可憐な狼さんとはまるで似ても似つかない小生意気ぶり。 「ぬしのプリン、なかなかの味じゃった。 及第点をくれてやってもよかろう♪」 とまで言い出す始末。そして一人と一匹のめくるめくプリン販売冒険記が… ロリンスが二発めのゲンコツを叩き込んだあたりで目が覚めました。 ──どうみても幻覚です、本当に有難う御座いました。 というか前の絵の元絵になります。苦労した部分がカード化した時点でフルカットされてました、というお話 orz