「いつか会えなくなるかもしれないし、喧嘩して友達じゃなくなるかもしれない。かもしれないっていうとお前は怒るだろうけど、私はそれが怖くてたまらないんだ。ずっと一緒にいたい。…迷惑か？………そ、そうか。よかった…実を言うとお前の気持ちもよくわかっていないんだ。お前は私と遊んでくれて優しかったりするくせにまったくシてくれないしお母さんと呼ばせるし…。でもいいぞ、それはうらがえしってやつだろ？好きな奴にはわざと冷たいってやつだ。誰から聞いたかって？ふふん！本を読んだんだ。な、字くらい読めるぞ！！どうせならもっと人生に為になる本を読みなさいだと？私はお前との仲に役に立ちそうなものしか読まん！なんでそこまでって…お前が私と遊んでくれるからだ。でもな、身体遊びが一番楽しいんだぞ。あう、デコピンするな。にやけてないぞ！お前とあって大分経ったな。最初会った時はお前は夜中に棒を振り回して汗まみれだったな。紛らわしい？何がだ？あの頃はここまで仲良くなれるなんて思わなかった。あの頃の私？人間がよくわかってなかったからな。努力なんて無駄だと思ったし、お前の行動もよくわからなかった。だけどお前の言葉は何故か気になったな。そうだ、次に会った時お前は戦っていたな。あの時のお前はいきなり私を抱きしめてくれたな。む、違うだと？恥ずかしがってるのか？次に会った時はお前怪我してたな。大丈夫かより会えて何故か嬉しくなってしまったな。お前と会うのは本当に楽しかった。だけどむかついたことがあるぞ。お前は私が鬼とわかったとき怖がっただろ。あれは本当に悲しかった。もうこの星なんてぶっ壊してやろうと思ったくらいだ。実際やろうとしたけどな。でもお前が追ってきてくれてよかった。もう友達にはなれないと思ったのに、嫌われたと思ったのに、お前は友達なんて勝手になれなんて言った。あれがどんなに嬉しかったかわかるか？私はその時お前が大事になった。お前を見る度に胸がもやもやするようになったんだ。お前の為になんでもしてやりたい。なんだってやってみせる。このもやもやすら心地いいんだ。なぁ…なぁ…私の眼を見ろ。お前の眼を見たい。お前は綺麗な奴だ。まるで女みたいな…あ、何でしょんぼりしたんだ？…とにかく言いたいことがある。私はお前が大好きだ。ずっと一緒にいたい。お前は寿命で私より先に死ぬだろうけど、それでも…」