
Artist's commentary
スプラトゥーンで滞る日課
●絵が上手く描ける方法。
例えばA4サイズの紙いっぱいに「あ」と文字を書く場合、肘をついてたら書けないですよね。
絵も肘を付けた時点で描けないです。
細かい部分は肘も手首も付けた方が描きやすいように思えるけど
やっぱりつけない方が描きやすいです。だって手首を軸にするより肩を軸にした方が
可動範囲が全然違いますし。
絵を描き始めて手首を付けたまま描いたら永遠に上手く描けないことに気づくまで一年かかりました。
それはともかく、今回は「絵を描こうとしない、物体を組み立てる」を考えて絵を描きました。実際構図に拘ると、物体よりもデザイン的なのを優先して、骨格や手の大きさとかが大変なことになるけど、それは私のスタイルに合わないというかなんというか。まあ漫画顔の時点でアレなんですが、クレヨンしんちゃん的な絵は、描けることは描けるけど、どうしても私の中で否定してしまうので描けない。だからと言って、大友克洋先生のようなキャラもどうかと思う、ろひつかさん。ここは人間というより「物体」として、フィギュア的な感じで考えて描きました。眼球の大きさとか考えない。あれはジムとかザクのカメラみたいな感じなんです。