Artist's commentary
【千国大河】ブルー【第三期】
此方【pixiv #50050950 »】の素敵な企画に参加させていただきます
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幸福を願う人々に多くの幸せを祈りを続けてきたマネキャ一族に
異端児が2人生まれた
「厄を払う猫が生まれた」
その噂は一族の間を駆け巡る
禁忌の果てに生まれた子供たちが生んだ子供だからか
はたまた、一族が人々の幸福の代わりに払い続けた代価では足りなかったのか
「人を幸福にすることは、そんなにたやすい事なのか」
そう問いかけるかのように、子供は産声をあげた
二人の祈りが呼び込むものは、災いかはたまた更なる幸運か知る者はいない
厄除け猫&マネキャ一族については此方で補足してあります
【novel/5901411】
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幸運を呼ぶ一族「マネキャ」一族
◆財宝と厄除けの招き猫、ブルー
「どうか、私を止めて…私はもっともっと生きたい!
生きて、もっとたくさんの世界を見たいの!
その為なら私は、貴方の為だけにこの力を使うわ…!」
◆身長:156cm 年齢:19歳
一人称:私 二人称:あなた、呼び捨て
ポイント→40pt (強靭:9 知能:0 器用:1 機敏:0 幸運:30)
◆お供の魔物猫の「しろ」と「くろ」
本来1匹であった魔物猫がいつの間にか2匹になっていた。
しろい魔物猫の体は冷たく、黒い魔物猫は常に涙を流している。
大きくなるのはしろの方であり、くろは何故か成長しない。
◆第二期
父親:ジャン【pixiv #52304048 »】
白の歴史書
「お父さん、うるさい。お願いだから、そのお口にチャックして。
出来ないならいいのよ、お母さんに今日お父さんは紅茶はいらないって言ってたと
言ってやるわ、お母さんの紅茶が飲みたいならわかるわよね」
「私、大きなお父様と小さなお父様が起こした禁忌が私をこうしたとは思わない
でも、時々ね少しだけ考えてしまうの。マネキャじゃなければって」
母親:アイシェイロ・ライザー【pixiv #52323642 »】
青の歴史書
「お母さん、紅茶の淹れ方教えて欲しいの。
えっ、お父さんのほうがって?いいの、お母さんに教わりたいの
だって、お母さんに教えてもらえたら旅の先々でお母さんを思い出せるでしょう?」
「私ね、ずっと言えなかったけど本当はお母さんみたいに可愛い女の子になりたかったの
きらきら笑う、お母さんみたいになりたかったの…」
弟:カロリコット【pixiv #52874241 »】
「カロ、お願いだから無茶だけはしないでちょうだい。
もう、転びそうになっても、何か怖い目にあいそうになっても
私はカロの代わりになってあげらないからね」
「本当はね、カロが羨ましかったの…お父さんとお母さんの傍にいれるカロが羨ましかった
私もカロと一緒に、お父さんとお母さんといたかったの…」
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素敵な絆を結ばせて頂きました
グラジオラス代表、ウィクトルさん【pixiv #52801525 »】
猫はまるで運命の糸に導かれるように、男の元へ歩み寄っていった
「ごめんなさい、あのっ、一時でもいいの…身を隠させて
あの、あそこにいる猫の耳した男達が通り過ぎるまででいいから…っ」
「…私、ブルーっていうの。人にとって「幸せ」だと思う事を呼ぶのが得意よ。
だって、そういう一族ですもの。…私はその一族のできそこないだけども…」
「私が傍に居る限り、あなたは怪我しないわ。絶対に。
なんでって?私、そういうの全部受ける避雷針みたいなものだもの。
今は主人がいないから全部、私のもとにくるだけ。」
「…ちょっとは屈んで、違うの首が痛いからとかじゃないの。
あなたの背が大きいから、上を向いてないといけないからとかじゃないの絶対に違うから!」
「お願いがあるの、ウィル。私の主になって。
私の力を全部あなただけにあげる、あなただけを幸福にする。
私はもっと生きていたい、もっと沢山の物をみたい。
だって私のすべてを作り出したくれた人たちに私は、まだお礼すら言えてない…!」
猫にとってそれまでの道のりはまるで地獄の淵を歩いているようだった
ただ地面を見つめ、何度も何度も自分の命を呪い、同時にその残りに嘆いていた
そんな猫は、一人の男に出会う
幼い頃から夢見た世界を見せてくれるであろう男に
猫はただ祈る、残りの命をこの男が思う「幸福」の為だけに使おうと
厄を払い、厄を生み出す猫がその後、一族にとって新たな一歩を踏み出させる
暫くして猫は歴史の書に名を刻んだ
「ねぇウィル、私ね可愛い女の子になりたかったの」
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キャプションは随時更新いたします