Artist's commentary
牝犬危機一髪!
第二次大戦ソ連軍の軽自走砲SU-76。ホントに車両に砲をのっけただけのような、簡単な自走砲です(ドイツの3突などとはえらい違い)。歩兵支援用に大量生産されて地味に大活躍、歩兵には一番馴染み深い戦闘車両だったかもしれません。でも、ロシア語で「スーカ(牝犬・犬畜生の意味。ロシア語の代表的罵倒のひとつで、ロシア人をスーカ呼ばわりしたら殴られるよ)」と呼ばれる不遇ぶり。作りが簡単すぎて、相当に居心地の悪い車両だったからという説があるけれど⋯⋯。戦車とガチで殴り合うようには作られてないので、虎なんかに出くわしたらしっぽ巻いて逃げるしかないよ!