Resized to 85% of original (view original)
Artist's commentary
俺とチルノな生活
前【pixiv #25880125 »】 チルノと二人で暮らし始め、早いものでもう2ヶ月が経つ。チルノは相変わらず不器用で、料理や洗濯、もはや家事全般は壊滅状態だった。だけど、一生懸命やっている姿はとても健気でかわいい。お腹にも新しい命を授かり、また今日も必死で家事をやっていた。そんな日のことだった。朝8時、ぱっと目が覚めて台所に向かう途中いい匂いがする。どうやらチルノが朝ご飯を作っているようだった。「おはよう、妖精さん」いつものように後ろから抱きついて挨拶をする。そう、いつも通りだ。「あっ、おはよう、もうご飯できるから待っててねー」鼻歌まじりに気分がよくなっている時だった。「はれぇ・・・」バタッ 突然チルノは倒れこんだ。「チッチルノ!!」俺は大慌てでチルノを背負って病院に向かった。診察を受けた結果は「貧血?」「そうです、貧血ですよ」どうやら妊娠をすると貧血やひどい吐き気などがおきるらしい。「あまり奥さんは動かさずに旦那さん、今日からはあなたが家事をするんですよ」「はい、わかりました」そうだ、俺もパパになるんだからしっかりしないとな。しゃきっと背筋を伸ばし、診察室を出ると、チルノは廊下の椅子に座って待っていた。「もう大丈夫か?」「あたりまえじゃない!あたいってば最強だからね」すっかり元気そうだ。安堵の息をついて、その場を去ろうとしたときだった。「旦那さん、明日お一人でまたお越しください」先生からの言葉だった。