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Artist's commentary
エポカイタリアーノ
イタリアの時代。
語が正しいかは知らん。
それはさておき。
結果だけを見ると1970年代のWRCはだいたいイタリアの時代だった。
チャンピオンマシンはランチア・ストラトス。そしてこのフィアット・131アバルトである。
このマシンに乗員名こそ入れなかったが、1980年サンレモラリーでのもので、ドライバーはワルター・ロール。
マーティン・ホルムズの言うWRCにおいて知っておくべき話のひとつであるこのエピソードの要点。
それはこの優勝車がワークスではなくプライベーター(ジョリークラブ)としての出場だったことである。
アクシデントに見舞われたアリ・バタネンのエスコートを第3レグでかわし、見事に優勝した。
これがこのマシン最後の、そしてたぶんフィアット最後の勝利となった。
そしてフィアットはラリー活動をランチアブランドへと軸足を移したのである。