Artist's commentary
くの一花魁艶姿
アニメ遊郭編のエンディングが頭の中でヘビロテし、未だに余韻が冷めやりません。いやはや、素晴らしかった!
吉原はあんなに大炎上して大丈夫なんだろうか…(ちなみに「吉原炎上」は1911[明治44]年だそうで。とゆーことは、再建したばかりのとこを破壊されたのね)。
前にUPした『くの一遊郭潜入記』を描いた際に、雛鶴さん以外は赤襦袢姿だったので、まきをさんと須磨ちゃんもちゃんと花魁姿を描きたいなーと思っていました。
まきを姐さんの、色違いの髪で結うファンキーな日本髪がお気に入りです。傾[かぶ]いていてイカす! 何なら煙管[キセル]も持たせたいやね!
…とまぁ、楽しい塗り絵&貼り絵で出来上がったのが、この絵です。
季節柄、着物に梅の花を取り入れてみました。
(梅といえばズバリ、梅ちゃんですが、蕨姫花魁の艶姿は既存ですので遠慮するとします…)
花魁の資料を見ると、半襟すら普通の布じゃなく、刺繍や織り模様でゴッテリと凝っていて、めちゃゴージャスなんですよね。「贅」とはこういう事かと、ド庶民の私は口をポカンと開けて眺めるのみです。
解像度低くしてるので見えづらいかもしれませんが、3人の半襟にもそれぞれ違う梅柄を仕込んで凝ってみました。
須磨ちゃんは、立兵庫の姐さん方と違って丸髷っぽく。ビラ簪もあしらって、色気よりも可愛げある花魁姿です。ねずみ達も可愛い須磨ちゃんが好きでしょう、きっと。
雛鶴さんは、原作漫画でも小説でもちょっと感じておりましたが、やはり3人の中で少し“特別”なんだなぁと。アニメオリジナル挿入により、それが一層強まった感があります。
賢くて年長で、出しゃばらずに陰からそっと支えるタイプの雛鶴さんを、天様は凄く気遣ってらっしゃる様子。もちろん嫁3人とも大切にしてるのは承知です。それぞれに魅力があって、全員愛してるはず。でも…そんな中で、そんな中だからこそ、ふたりの関係が素敵に見えてしまうんですよね。名前を叫ぶシーン、好きだわぁ♡
さて、艶っぽいのは雛鶴さんですが、まきをさんはダイナマイトセクシー!花魁姿もご覧の通り、まきをさんならちょいと乙な色柄がお似合いです。
まきをさんは気が強い反面、寂しがりで甘え下手なんじゃないかと思っていて、だから屈託なく甘えられる年下の須磨ちゃんにやきもきして、当たってしまうんじゃないかと。
実弥推しの私としてはただただ、あのまつ毛が羨ましいのです。お揃いの長いまつ毛、いいなぁ。そのまつ毛、いいなぁぁぁ…(←妓夫太郎の口調で)。
弾みで、まきを姐さんがもし実弥の嫁だったら…と妄想してみたんですよ。
しとやか撫子[なでしこ]が好みな実弥に、鉄火肌タイプを添わせる妄想は、妄想し甲斐があります(笑)。
派手にケンカしては仲直りして、案外いいカップルになる気がする。しとやか美人には怒りづらいけど、まきをさんタイプになら遠慮せず、ガッツリ対等に喧嘩できますよね。
清楚な実弥嫁[夢]を作ってる私ですが、真逆のタイプが嫁の話も面白かったかな~と、思わないでもないのでした。
ではでは、ご覧いただきまして、どうもありがとうございました☆