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Unapproved in three days ()Artist's commentary
武者の休息
廃堂の中、大太刀を支えに身を休める女武者が居る。
鍛えられた身体は休みながらも張り詰めた緊張感を放っており、今敵が切りかかろうともすぐさま抱いた太刀を抜き払って相手を切り伏せるだろう。
「………っ」
師匠のそのしなやかな肢体を見つめながら、僕は生唾を飲み込んだ。
これまで歩き詰めだったので、師匠の肌は薄汚れ、汗と脂に濡れている。
剣豪としてその技をふるい、相手の刃は決して届かない身のこなしに最適な師匠の装束はひどく露出が多い。
胸元は隠すためではなく支えるための布をまとい、乳房の揺れを防ぐためと乳頭を紐で繋いだ木片で刺し貫いている。
下半身は細い褌を股間に食い込ませ、陰唇をそのわきからはみ出させているのみである。
女ではなく剣士であると語り、女として頓着することなく装いを成したのであろう師匠の姿は恐ろしく蠱惑的であった。
そして今、師匠の肌の上には無数の害虫が蠢いている。
僕は道中、身をぬぐうために水を使うことも、焚火で衣を燻る時間を取ることも許されていた。害虫が身を這う疼きとかゆみに耐えられないからだ。
だが師匠は旅中の限りある物資と時間を削らない為、それらの行為をすることは無かった。
それゆえ、ろくに水浴びもできない旅路は体と服に垢と汚れを重ねさせ、不衛生な屋外での野宿の中で付着した害虫どもは数えきれないほどに増殖していた。
剣の道に生きるには、身体の不充足を常とせねばならないと師匠は言っていた。
無数の蟲に集られ、服や帯の裏のみならず体のいたるところで幼虫が繁殖し這いずり回る感触の中で、女を捨てた剣豪として師匠は平然と眠りについている。
「ふっ… ふっ…」
息を荒げながら僕は師匠へ近づく。膝をすり、音を立てずにじわりじわりを距離を詰める。
師匠へ近づくほど、僕の鼻へ師匠のニオイが感じられる。
下駄を脱いだ汗と汚れにまみれた師匠の足から、酸っぱいようなキツイ臭いが僕に運ばれてくる。
「すーっ…はっ、すーーっ」
深く深く呼吸をしながら、殆ど地べたに這いつくばるように師匠の前へと接近する。
そして目に映るのは師匠の、まるで隠せていない秘部である。
そこには、ほかのどの部分よりも多くの蟲が集っていた。肉に食い込む褌の横には数多の害虫が、その暖かな肉襞に入り込み、そして染み出す淫水を啜ろうと蠢き這いずっていた。
「はぁっ はぁっ はぁっ」
僕は目を血走らせ、陰茎をガチガチにしながら師匠の蟲に集られたおまんこを見る。
蠢き床に零れる蟲からは糸が引く、それは師匠の膣から粘り気のある液体が分泌されていることを物語っていた。
無数の蟲の蠢きは、確かに師匠に刺激を、体の反応を引き出す感触を与えていた。
「……っ!!!し、師匠」
気配を感じ顔を上げると、師匠は片目を開けこちらを見やっていた。
こちらに向ける視線は、咎めるような意思を持っているように思えた。
「し、師匠、えっと、これは…」
「…まだ起きているのか」
劣情を持って師匠の体を凝視していた僕は、しどろもどろになって言い訳をしようとする。
だがそこにかけられたのは只まだ寝ていないことを咎めるだけの意味を持った言葉だった。
「明日も早いといっただろう。さっさと寝ろ。私も眠る」
「…はい」
僕は短く答えた。だが視線は師匠の秘部にくぎ付けになったままだった。
目を覚ましたことで腹部に力が入ったのか、話している間師匠の膣からはおびただしい数の蟲が、むりむりと溢れ出てきていたからだ。
膣口から耐えきれないようにこぼれ出るその様子は、暖かく濡れたそのさらに膣奥には出てきた量とは比較にならない量の蟲が蠢き繁殖していることがうかがえた。
膣奥に棲み付き好き勝手に這いまわる無数の蟲は、絶え間なく師匠の女性器へと刺激を与えているのだろう。
女を捨て剣豪として生きる師匠の体の、女としてもっとも重要な部分へ汚らしくちっぽけな害虫が数えきれないほど詰め込まれて、女としての刺激を与え続けているという事実に僕は強烈な興奮を覚え、師匠が害虫を這わせながら眠るその姿から目を離せなかった。
今夜とてもは眠れそうにはなかった。