Artist's commentary
ピータースバーグの執政官(1864)
戦列戦闘が有名なアメリカ南北戦争ですが、いっぽうで新兵器も多く出現しました。海や河には装甲板に旋回砲塔を積んだ軍艦が現れ、地上では鉄道兵器が出現しました。1864年、ピータースバーグ包囲戦で使われた、13インチM1861沿岸用臼砲(The Dictator)を木製台車に搭載した列車砲です。でかい砲弾は約100kg、砲弾だけでも4人係りで輸送します。
「今年のブルーベリーはデカイねぇ~」
「伍長、食べていいっスよ」
また、要塞用パロット砲を木製装甲で囲んだ本格的な列車砲や複数の装甲列車まで登場しました。日本では池田屋事件や天狗党挙兵などの時代です。