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Artist's commentary
最上の調味料
"色の少し薄い茶、ほんのりと塩気だけを感じる握り飯。質素の
一言に現わせるそれらは天人の口には合うまいが、一口頬張った
彼女は、その顔に満ち足りた思いを浮かばせた。
美味を求めて降りた地上、辛苦の末にようやく得られた素朴な食。
ひと時、彼女はその価値ある食を存分に楽しむのだった。
「......うん、悪くない味じゃない。おかわりはないのか?」"
イラスト:yu-ri