
Artist's commentary
M004の設定
M004さんの設定を再公開!
M004は3■■■年の戦場に合わせて製造された第4世代型バトルオートマトンである。
M003を製造し、人型ゆえの全地形対応や、作戦行動の汎用性、武装の選択多様性から軍用ロボット製造会社として成功を収めた民間軍事会社F&R社は次の次世代型の製造に踏み切った。
3■■■年には戦場は静かな物へと移り変わり、暗殺や部分的紛争が主へと変化した。
この事からM003の様な頑丈だが、大柄で目立ち威圧感を与える軍用ロボットは古いとして隠密を重視し、警戒心をあたえず相手に武装の選択に時間を要す外見をデザインすることにした。
これによりM004は女性の外見を与えられ168cm(装備抜き)80kgと軍用ロボットとしては小柄に収まっており搭載車両や収納場所の汎用性を広げる事に成功した。
ただ、隠密性を目的としているが会社の宣伝として美麗に作られており独自の特殊専用装備も与えられ、M003の頑丈さと攻撃力を補っている。
またM004のモチーフはドラゴンとされており、特殊専用装備がそれの形状に近い事や強力な兵器としての印象を与えるために都合が良い事からそのようにデザインされた。
強力なレーザー砲を頭部に設置し、飛翔物に限ってはかなり正確な迎撃が可能で部分的な防空を担当することが可能である。
尻尾は補助腕部として機能し様々な機材と接続できるほか、偵察用センサーや主レーザー砲が搭載された。
実は頭部よりも尻尾に搭載されているレーザー砲は強力なものが搭載されており、これはスペースと冷却の問題からこのようになったとされている。
この為頭部は二門のレーザー砲が搭載され、威力不足を補っている。
内部構造は人工筋肉で構成され、セラミックコーティングを施された耐腐食性の骨格を持ちタンパク質で構成された人造ナノマシンによって自己修復機能がある皮膚を持つ。
内蔵以外は人間とほぼ変わらない構造を再現しており、動きも自然で一見しただけでは人間と見分けがつかない。
この様に人体再現度が軍用ロボットとしては異常に高く、この為に医療用の義手、義足、一臓器、器官の実験として搭載される事が多々ある。
高性能な次世代軍用ロボットとして製造されたM004であるが、技術実証機である面が強くスペアパーツを除く量産化のめどはたっていない。
これからもF&R社を支える存在となる事だろう。
F&R社製 Main.Battle.Automaton.004 ミリタリー雑誌 世界の軍用ロボット より