
Artist's commentary
スレイブ・クルカイ
前回(pixiv #129229992 »)
救出作戦は失敗した。リヴァとレナ。そしてミシュティの裏切りの報を最後に突入部隊は消息を絶った。
依頼主であったカリーナとの連絡も取れなくなり、彼女たちの目的が元グリフィンの戦術人形たちであったことを察した指揮官は行方をくらませながらも各地の仲間をかき集めようとした。
そんな矢先、エルモ号は淫魔たちの襲撃を受ける。内訳はあの日、消息を絶った人形。――そして、クルカイだった。
「本作戦の完了を以って、HIDE404改め、SLAVE404小隊はご主人様に改めて忠誠を誓います。これからも、どうぞご自由にお使いください♥」
制圧が完了したエルモ号のブリッジに首謀者らしき男が足を踏み入れる。その傍らに侍らうクルカイは尻肉を揉まれる度に身をよがらせ、そうされることが栄誉であるかのように熱い息を漏らす。
「あんっ、指揮官《この男》ですか? 正式にこの車両を『譲渡』してもらうためにも、サインくらいはしてもらわないといけませんから」
いっそここで止めを刺されていれば幸福だっただろう。
一時的に開放されたコルフェンに手当を施された指揮官が目撃したのは、首謀者の男による凌辱劇。
わずかに残っていた戦術人形たち、そして人間であるメイリンさえも彼らの技術は区別しない。
順番に少女の最奥が汚され、それを求めてしまったが最後。
彼女たちは人であり機械であり、そしてそのどちらでもない。牝奴隷という存在へ変えられていくのだった。
■背景情報
本来なら高位のアーティファクトがD因子により変異したものがスレイブギアだが、人形の人格であるメンタル構造のうち、すべての人形に共通するブラックボックス部分がアーティファクトの代替となっている。
(十分にメンタルが成長した人形は全員雌奴隷の素質がある)
ご主人様は元々ブージャムの一員だったが、野良の戦術人形に追われていたところ、出現した巨大生骸が掘り返した穴に落ちて地中深くに埋もれていた遺跡を見つけた。共に巻き込まれた人形が身動きを取れなくなったところを犯したことで、自身に人形を強制的に従わせる能力があることを知る。
それを利用してハーレム生活を送っていたが、生活の糧として犯罪行為に手を染めさせていたことから警察組織に目を付けられていた。
事件を追っていたリヴァは犯罪行為に手を染めていた牝奴隷うち1人の姿を見て動揺したことで、不覚を取ってしまい、そのハーレムに加わることになった。