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Artist's commentary
花は野に在りてこそ 6
―人間の里から少し下った川原で一人厄を憂う妖怪「鍵山雛」。ある日突然川上から流れてきた妖人形「スーさん」と出会い、過去を思い出す。同時刻、迷子になったスーさんを探すメディスン・メランコリーの背後に、怪しげな噂を聞きつけた横暴な文屋が忍び寄っていた・・・―というお話です。◆「灯篭流し」、「流し雛」との類似性や関連性はよくわかりませんが、装飾にお金をかけられない山村の人々にとっては、恐らく同一の意味を持っていたのでは、と思います。この灯篭には小さな雛人形が入っているのですが、それはまた後で。