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Artist's commentary
カロン
罪人として裁かれた貴方と
いつかまた共に。
元々は罪人を主に裁きに下界へと向かうデュラハンだったが、こと切れても尚手を離さず冥府に流れ着いて来た、美しい男女の、その深い二人の愛情に興味を示し、ひょんな悪戯心が生まれてしまう。本来ならばそのまま善の光へと導かねばならないのだが、「この空っぽの私の胸に、死者のコインを満たすことが出来れば転生させよう」と、女性をカロン、男性を自分の馬車を引く馬へと変えてしまう。
彼女は常に傍らの鳥、ペンデュラムに監視され、迷い込む死者を地獄へと導いてゆく。
LORD of VERMILIONの画集に強く影響を受け、意識して描いた、(個人的に)記念すべき1枚です。